拍手お礼小話


2月分


「申公豹ーお風呂空いたよー。」
「…。老子。」
「な、なに?その(恐ろしい)笑顔は。」
「服。」
「へ…?っあ゛。」
「着てくださいって、言いましたよね?何回も。(にっこり)」
「だってめんどくさ…」
「どこがめんどくさいんですか!!いいからさっさと着てくださいっ…!なんで全裸で出てくるんです!?」
「いいじゃない、どうせ後でベッドで脱…」
「ば、ばかっ!なんてこと言ってるんですかここ拍手ですよ!?」
「しょうがないよ…ここの管理人がこういう性格だもの。」
「それは…そうですね…。」
「ね、あきらめたほうが良いよ、うん。」
「はぁ…。」


老子と申公豹


3月分


「申公豹、繋いでもいいですか?」
「なにをでしょう?」
「手です。」
「手ですか。…はい、どうぞ。」

「…冷たっ。」
「そうですか?」
「そうですよ。…あ、でも言いますよね、手が冷たい人は心があったかいって。」


間。


「め、迷信でしょう…そんなの。」
「あれ、照れてるんですか?」
「照れてません。」
「顔赤いですよ?」
「気のせいです!」
「かわいいですね。」
「っか、かわいくなんかありません…!!」


楊ゼンと申公豹


  4月分

「っし、申公豹!?ど、どう、どうし…」
「何をそんなに驚いているんです?楊ゼン。」
「い、今のは…」
「何って、おやすみのキスです。」
「お、おやすみのキスって…:」

(なんだ、どうしたらいいんだこれは…!?子ども扱いされているんだろうか…
いや、でも申公豹からキスをくれるなんてそんな美味しい事が存在するなんて!
いやいやいや、そうじゃなくて…!!)

「申公豹、おやすみのキスは普通唇にではなくて、額や頬にするのでは…?」
「そうなんですか?」
「そうですよ…;僕の理性ぶっ壊す気ですか?」


「だって老子はいつもこうでしたよ?」


間。


「…楊ゼン?どうしたんですか、固まって。」
「…。…いえ…なんでもありません……」


楊ゼンと申公豹と、その影に老子


5月分

「…?…ない??」

ごそごそ。がさごそ。

「〜〜…ッ老子!!」
「なぁに?」
「何じゃないです!私の…私の寝間着のズボンをどこにやったんです!?」
「えーそんなの知らないよ〜」
「わかりきった嘘つかないでください!あなた以外にこんな馬鹿らしいことをする人はいませんっ」
「黒点虎じゃないのー?」
「ちょっと、老君。ボクに変な誤解が生まれるじゃない、やめてよ。」
「そうですよっ黒点虎はこんなことしません。」
「そんなに怒んないでよ、私もう満足だから。」
「はぁ?何がしたかったんですか貴方…」
「え?そんなの、申公豹の今の格好が見たかっただけだよv」
「はっ…」

注:湯上りの申公豹はパジャマ上着に生足です。さぁレッツ妄想!

「へ、変態ですか貴方はっ…!」
「ううん、欲望に忠実なだけv」


申公豹と黒点虎と老子


6月分


「お義父さん、お弟子さんを僕にください!」
「却下。」(0.3秒)


楊ゼンと太上老君


7月分

「…なんです?じっと見て。」
「ん?いや、別に…(今日もかわいいなぁ…素肌にカッターシャツなのに
そんなに深く腰掛けて座るから、お腹がシャツの間から見えてるんだよねー
…気付いてんのかなぁ?気付いてないよねー。
白いなぁ、おいしそうだなぁ、食べちゃいた)いぃッ!?」
「なんて声出してんですか…。」
「ぃ、たたた痛い痛い!申公豹っ猫、猫噛んでる、なんとかしてー…!」
「はぁ…。…クロ、離してあげなさいな。」
「…。…にゃぁ。」

「うぅ…、なんでこの猫、こんなに私のこと嫌いなの?」
「知りませんよそんなの。…動物は敏感ですから、貴方の邪な心でも察知したのでは?」
「っえ?」
「冗談ですよ。…それともなんですか、考えてたんですか?ヨコシマなこと。(じとー)」
「や、やだなぁ〜そんなわけ無いじゃない。」
「それなら良いですけど。」
「あはは…(動物っておそろしい…!)」


現代パロで老子と申公豹とクロ


8月分

「暑いです…(ぼふ)」
「おや珍しい。君が自分から私にもたれかかってくるなんて。」
「うぅ…もう自分で立ってるのもだるいです。」
「夏バテ?」
「かもしれません…暑くてたまらないんですが…」
「あ、じゃぁ服脱ぐ?」
「…。…冗談も大概にしてください…」
「あらら。いつもなら怒って右ストレートの一発でも飛んでくるのにね。」
「だからだるいんですってば…」
「よしよし、じゃあ寝台まで運んであげるー(ひょい)」
「…。…なんだか嫌な予感がするんですけど…」
「えー、気のせいじゃなーい?」
「…あの、老子…やっぱり降ろし…」
「だぁめー。」
「〜〜っ…」


老子と申公豹


9月分

(百題「021近い将来」と内容は同じです)

「もーくるしいです、邪魔です、いい加減にしてください。」
「あとちょっと。」
「なんなんですか、今日はまた。」
「だって申公豹は骨張ってないから、ものすごく抱き心地がいいんだもの。」
「なんですか、私は抱き枕扱いですか。」
「え、一緒に昼寝してくれるの?」
「頭かち割りますよ。」
「ゴメンサナイ。でもさぁ、抱き心地がいいのは本当だよー。」
「そんな事言われましてもね…。」
「後ね、この肩甲骨の浮き方が好き。」
「く、すぐったいです…。」
「そういえば背が伸びたね、ここに始めてきた頃に比べると。」
「伸びてなきゃ困りますよ、何年経ってると思ってんですか。」
「顔立ちも大人になったし、すごく強くなった。」
「…老子?」
「…ねぇ、申公豹。もうすぐアレが発動するよ。」
「アレ?」
「封神計画。」
「…。」
「行くんでしょ?」
「ええ。」
「言うと思ったよ。」
「…しばらく帰ってきません。」
「うん。」
「もしかして寂しいんですか?」
「さぁ…?どうだろ。良くわからないな。今生の別れでもないし。」
「そうですね。」
「ただねぇ…」
「?」

「可愛い愛弟子に悪い虫がつかないか心配で心配で。」

「…どこの親バカですか貴方は。」
「だって愛弟子だもの。子どもみたいなものだよ。」
「…。…そうですか。」

「ねぇ申公豹。」
「はい。」
「一緒に昼寝しよう?」
「……いいですよ。」


老子と申公豹


10月分

(百題「007一緒にいたい」の後日談です)

「はい。」
「…なにその手は。」
「君が帰ったあと、一人で調剤したんだよね。」
「うん。」
「もちろん接客も結構やったんだよね、忙しかったから。」
「…うん。」
「パートさんは夕方までに帰っちゃうし、つらかったんだよね、調剤室に一人きりって。」
「……うん。」
「30代ぐらいの女性にさ、えー…今日はあの緑の髪のお兄さんいないのぉ?楽しみにしてたのに〜、とかグダグダいわれてねぇ…」
「ああっ!もうわかったよ!何がほしいわけ?」
「え、何が欲しいなんてそんなつもりじゃなかったんだけど、悪いなぁあ」
「…ほんとタチ悪いよね、おまえ。」
「お褒めの言葉をどうも。」


現代パロで老子と雲中子


11月分

「見てください楊ゼン、猫ですよ、猫。」
「あ、ほんとですね。」
「小さいですね…子猫でしょうか…?」

(申公豹って猫好きなのかなぁ…?確かに言われてみれば黒点虎も虎だしネコ科か…)


にゃぁ


「!?」
「あ、鳴き返してくれました。…?楊ゼン、どうかしましたか?」
「し、申公豹、今のもう一回!」
「?ですから猫が鳴き返し…」
「その前!」
「に…にゃぁ…?」
「〜〜っもう一度」
「い、嫌ですよ何回も…というか何回も聞いて何の意味が…ってちょ…重いですのしかからないでください!」
「押し倒してるんです!」
「なっ…ば、」
「無意識にかわいいのがいけないんです。」


楊ゼンと申公豹


12月分

「…黒点虎、日本では12月のことを師走とも呼ぶそうですよ。」
「シワス?」
「師が走る、と書いて師走です。師が走りまわるほど忙しくなるから、ですって。」
「へぇ〜、でも師は師でもさぁー。」
「ええ。少なくとも私の師は、忙しいとは無縁の世界に住んでいるようですね…っ!」
「申公豹さぁ、重いならさっさと退けないと肩こるよ。
その隣で寄りかかって…ていうか、のしかかって寝てる老君。」
「……あと10分で起きなかったらそうします。」
「はぁーい。」


黒点虎と申公豹とその影に老子


Back